アレルギー女児死亡は、担任が誤った給食渡したことから

少し前の給食を食べた直後に、アナフィラキシーを起こして、女児死亡か?のニュースに、本当に驚きました。

 我が家の場合も、小学校の低学年まで子供たちの除去食をお願いしていたので、ずっと気になっていたのですが、その続きが、先日の新聞とWebに出ていました。

 それが、<アレルギー女児死亡>担任、確認せず誤った給食渡すの見出しで載っていた 左斜め下こちらの記事です。
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130108-00000080-mai-soci

 それによると、死亡原因は、女児がおかわりを求めたときに、担任が間違ってチーズが入ったチヂミを渡してしまったことから、アナフィラキシーショックを起こしたというものでした。

 これだけ読むと、

 担任のうっかりミスが、子供を死に追いやった。

 なんていい加減で、ひどい担任だダッシュ(走り出すさま)・・・と感じるのではないかと思います。

 でも、詳しく読むと、さらに複雑な事情があったようです。

 それは、

 おかわりによる事故を防ぐため、献立内容の中で女児におかわりさせてはいけない食品に「×」をつけた「除去食一覧表」、別名「おかわり表」が担任に手渡され、必ず確認することになっていました。

 しかし

 それとは別に、保護者が念のために、おかわりできない食品にマーカーを引いて持参させていた献立表があり、そこのチヂミにはマーカーが引かれていなかったので、担任が勘違いして渡してしまった

 というもの。

 食物アレルギーについて熟知している保護者から渡された表と おかわり表と、両者が渡された時、食物アレルギーについて知識のない人なら、果たしてどちらから先に見るだろうか?

 ・・・と考えたら、教職の経験もあり、親と保護者との関係も経験した私は う~んと、考え込んでしまいました。

 また

 きちんとおかわり表で確認しなかった担任に問題があるのはモチロンなのですが、本来なら教師といえども、子供と談笑しながら食事を楽しむ場でもある給食の場で、制限食のお子さんがいれば、担任は決して間違いがないよう、集中力を絶やさぬようにしないといけないのだ・・・と考えると、その責任の重さにも思いをめぐらせました。

 さらに、いろいろ考えたのです。

 今回は、教師の初歩的なミスで起きた事故だと原因が判明しましたが、もしも、クラスが相当荒れていて、整然と給食の配膳が出来ないような状態のクラスだったら、どうでしょうか?

 周りの子供を注意するのが大変で、教師の集中力が散漫になって、確認がきちんとできなかったり、いじめる目的で、わざと食材をすり替えたりする子供が現れたら?

 今まで考えたこともなかったのですが、いろいろ考え始めると、怖くて怖くて・・・

 また、国の指導もあって、学校で制限食の給食が個別に出されて当たり前になってきた感がありますが、今回の事故を知ると、学校給食で出来ることの限界も感じます。

 こんな事故が再び起きないために、一体どうしたらいいんでしょうか?

 あれから、自分なりにずっと考えていたことを、次回もう少し書きたいと思います。

 ー(長音記号2) こちらがその事故に関するニュースについて、最初に触れた記事です。
 ー(長音記号2)小五女子、アレルギー原因か?給食後に死亡のニュースを見て
http://yoikomap.seesaa.net/article/309217027.html

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