野菜を50度で洗うって、本当に安全なのかしら?

  最近、テレビでよく紹介されている50度野菜洗いをご存知ですか?

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 鮮度が落ちた野菜を50度のお湯にしばらくつけることで、シャキッ、パリッと鮮度をよみがえらせる野菜蘇生術のことなのですが、先日テレビの特集で改めてそのやり方や応用法を見ていて、ちょっと疑問に感じたので、ここにも載せました。

 50度野菜洗いで野菜が元気になる仕組みを簡単に書くと、下の図のようになります。

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 左のように、細胞の水分が抜けてしなびた状態が、50度の湯に浸すことで細胞が潤い、葉がしゃきっとするわけです。

 でも

 葉の内側に水分が入るならば、野菜の表面に付いた農薬や放射能やワックスなどの水分以外の成分も入っちゃうんじゃないの?

 と、気になりませんか?

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 私描くイメージ図です。皮の表面にオレンジ色で薬品がついていて、水色がお湯をあらわしています。

 もちろん

 熱いお湯に入れたら、油系の薬品は外へ溶け出すかも知れませんが、水分が入るくらいだから、水と一緒に細胞へとしみこむ性質の薬剤はないのかしらね?

 また

 この洗い方だと、45~43℃以下になると雑菌が繁殖するので注意と言われていますが、50度という微妙な温度をきちんと保って ご家庭で洗えるものかしらね?

 一歩間違えると、雑菌が繁殖した食品となり、おさない子供やお年寄りが食べれば、これからの季節はたちまち下痢したり食中毒になっちゃう危険性があるんじゃないの>

 と、疑問です。

  そんな二つの危険を冒してまで、しなびた野菜を無理やりよみがえらせて食べるよりは、私は鮮度がよさそうな野菜を買いたいと思うんです。

 だって、時間が経ってしなびた野菜は、パリッとしていても、栄養価なんて採れたて野菜の1/2~1/3くらいしか残ってないんだから、食べても意味ないじゃないですか

 このテレビの特集では、これを応用していろんな食品を50度で洗っている例が紹介されていましたが、明らかにそれを洗って安全性はどうなの?・・・というのもありましたよ。

 いくら見た目がよくなっても、へたれ野菜の栄養はもうへたれなのだから、そんなことで見た目をよくするより、ちゃんと鮮度がいい野菜を買うほうがいいんじゃないの?・・・って、私は思うんです。

 子供のアトピーで、いろいろ痛い目にあったら、見た目より安全性や栄養が気になるし、新しい調理法にもついマユツバ になってしまいます

 さて、あなたは この50度野菜洗いを、この夏に 活用なさいますか?

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 さっと塩でゆでした旬のアスパラとスナップエンドウです。クラッシュしたポテチと酢しょうゆのドレッシングで召し上がれ 揺れるハート

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